安息角(あんそくかく)と崩潰角(ほうかいかく)
安息角??
いきなり言われても、「何じゃ、そりゃ??」ですよね。
話の発端は、山陰旅行。
休日の鳥取砂丘は、観光客であふれかえっているため、
誰もいないところまで歩いていったら、砂丘管理のレンジャーさんに出会いました。
とっても熱心なレンジャーさんで、ちょっと質問をすると、待ってましたとばかり。
手持ちの資料を駆使し、砂丘の「いろは」どころか「いろはにほへとちりぬるを」
くらいまで教えていただきました(笑)。
その中で出てきた言葉が「安息角」だったのです。
土(岩石片や砂など)や粉粒体(石炭粉など)を積み上げたときに自発的に
(ウィキペディアより)
わかりやすい例でいうと、砂時計で、落下する砂が作り出す自然な砂山の角度が
それにあたります。
鳥取砂丘の安息角は32°だそうで、粒が細かく粘り気がないと、角度は小さくなります。
私が最近ハマっているサンドピクチャーには5種類の違った組成の砂粒が入っており、
その混ざり具合によって安息角も違ってくるのを実感しています。
サンドピクチャーに、振動を与えると、この角度が緩やかになってストップします。
その時の角度を崩潰角と言うのだそうです。
土木建築の方にとっては常識のことなのかもしれませんが、サンドピクチャーを愛好する
ことなしには決して生まれなかったであろう興味関心でした。
2015.11.19